令和6年度 活動報告
温故知新 第5回~百舌鳥・古市古墳と古墳遺跡について~(12月14日)
古墳は激動する東南アジアへの対応として造られ、権力を象徴した日本の歴史を物語るものである。
まず歴代天皇の話から始まり、倭から日本へ、また大王から天皇と呼ばれるようになった理由の解説を受けた。少し難しく思われたようだが、古墳が造られた理由や種類について話が進んでいくと、徐々に興味を持ちメモを取る方が増えてきた。特に古墳の種類は4種類あり、日本列島の規範となって標準化していった日本各地の古墳の紹介は興味深かった。
鍵型の前方後円墳の内部構造の説明、『仁徳天皇陵』はクフ王のピラミッドや中国の始皇帝陵より大きく世界最大、との説明には皆一様に驚いていた。
また、地元福岡桂川の大塚装飾古墳の紹介もあり、今回の講座をきっかけに身近にある古墳に興味を持った方が多かったことは、アンケート結果により知ることができた。
漠然としたイメージであった古墳のことを、1時間半の限られた時間ではあったが、概要を知ることにより、歴史的な多方面の学びのきっかけを得ることができたように思う。