令和5年度 活動報告
『謎解きテラス』第7回 筑前の浦奉行と流人伝説 1月23日
以下の内容で謎解きを行った。
・黒田藩の浦奉行と浦方支配
・黒田藩の法令と流人に関する事例
・流人の生活 安部 宗任と安昌院
・ポルトガル人の漂着事件
・野村望東尼と大島
講師の山田先生が宗像市大島の歴史資産を、広く島内外に伝えるために監修された冊子『大島学』をベースに、パワーポイントを使って講義を進行していった。山田先生の祖先が大島の浦奉行であったことを冒頭で伺い、皆で驚いた。堀川開鑿を行った黒田藩の事はよく知られているが、黒田藩の浦奉行による支配と流人伝説に関係する歴史は、あまり知られていないこともあり、山田先生の意向により演題にとりあげた。世界遺産登録の宗像大社は有名であるが、『大島』が黒田藩にとってこれほどの深い役割があったことは、参加者の皆さんの殆どが知らなかったようで、興味深く聴講していただいた。
参加者の感想として、「新たな土地を訪ねる際は、その土地の歴史を知って行くと、視点が変わり、楽しさ、面白さ、発見が倍増することを痛感した。」とあった。今回はまさに、歴史を知る事の面白さを提供できたのではないだろうか。